ゲル化剤の構造と機能解析

ゲルの分子構造

デキストリンの脂肪酸エステルは化粧品用オイルのゲル化剤として用いられています。溶液NMRを用いたエステル化部位の特定することができ、構造によるゲル化能力の差が明らかになりました。また、固体NMRを用いたゲル化剤の温度依存的な構造変化から、アルキル鎖の結晶化がゲルのマトリックス構造に寄与していることが明らかになりました。

NMR研究基盤では多様なNMR装置を取り揃えております。溶液NMRで化学構造を解析し、固体NMRで高次構造や物性評価を行うことが可能です。

共用事業での成果

08-100-019
糖脂肪酸エステルの構造と機能解析
千葉製粉株式会社 機能素材事業本部 化粧品素材事業部